これからの時代、企業は新しい変化に対応し、生き残るためにはどうすればいいのだろう? 一つ考えられることとしてはまずは組織がバラバラな個人の集合体ではなく、ソーシャルテクノロジーなどを使ってひとつの脳のような働きができるように『神経回路』を社内に構築することである。
ピラミッド型の経営は一定の規模まで効果があるが、ある程度の規模まで成長し、成功を収め年月が経つと、社内のルールが整備され、世の中の変化に鈍感になり、外部からの攻撃にも弱くなる。ピラミッド型の経営は心臓部(急所)を狙われてしまえば組織全体が短期間で崩壊してしまう危険性も持つ。
ではソーシャルテクノロジーを使って『神経回路』を構築することに成功した組織はどうだろうか?それは各人が、あらゆる情報を共有しながら、危機を察知し、夢に向かって結束し、生き生きと仕事をし、先に進んでいく組織である。つまり組織で言えば、年代や部署や物理的な場所によって、バラバラになった個人ではなく、チームワークが取れ、あらゆる情報が共有され、神経回路がはりめぐらされた組織ということだ。このような組織を一旦構築することに成功すれば大企業であってもベンチャー企業並みの変化に対応できる俊敏性、内部から創造するクリエイティビティ、戦闘能力を持ち合わせる事になる。変化に対応しようとコツコツと準備をしている企業とそうでない企業とでは5年後、10年後大きな差になって現れるだろう。
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